*** 滞在日誌 ***
7月26日(火)
7月27日(水)
7月28日(木)
7月29日(金)
7月30日(土)
7月31日(日)
8月1日(月)
8月2日(火)
8月3日(水)
8月4日(木)
8月5日(金) 8月6日(土) 8月7日(日)  8月8日(月) 
※派遣生によるレポートです。日付をクリックすると、詳細を見ることができます。

7月26日(火) 

 いよいよ出発です! まずは、経由地であるシンガポールのチャンギ空港に到着。   
 Wi-Fiが繋がらなくて困ったところで、いきなりミッション開始!自分たちで空港スタッフに聞きに行くことになりました。もちろん英語です。「え、何言ったらいいんやろう!?」と戸惑いながらも、無事聞き出すことができ、Wi-Fiを繋ぐことに成功!それからは、困ったことがあるたびに交代で聞きに行きました。ちょっと成長できたかなと思います。
 6時間もある待ち時間には、広い広いチャンギ空港内を探検です。巨大なショッピングセンターという感じで、お店、レストラン、映画館、庭園、マッサージチェア、休憩所など何でもあり、自由に過ごせて退屈しませんでした。中でもちょっと不思議だったのはKoi Pond(鯉の池)。
 そしてやっと、夜中1時にアデレードに向け出発。起きたころにはいよいよオーストラリアだね…!

 
7月27日(水) 

 朝7時、アデレードに到着!その足で学校へ向かいました。ホストシスターとは前からやり取りをしていたけど、初めて会うとやっぱり緊張しました。でも関わる人がみんな優しくて、親切に気を遣ってくれて、とても安心しました。
 まず初めに、ホストシスターに学校を案内してもらいました。長旅で疲れていたのもあるかもしれないけれど、英語が半分も聞き取れなくて焦りました…。学校はとても広くて、たくさんの棟に分かれていました。
 下校したあとは、ホストファミリーの家のすぐ近所にある、庭園のような墓地を散歩しました。静かで小川に流れる水の音が気持ちよく、結構広くてとてもいい場所でした。この日は疲れ切っていたので、早い時間に眠りにつきました。

 
7月28日(木) 

 今日は、電車に乗ってアデレードの街へ行きました。
 まずはTown Hall(市庁舎)へ。アデレード市長さんは姫路が大好きな方で、仕事机の目の前には大きな姫路城の絵が飾ってありました。Town Hallはすごく広くて、巨大なオルガンを持つ劇場もありました。ピンバッジや塗り絵などのお土産も頂きました。
 その後、Central Marketへ行きました。にぎやかで大きな市場でした。市場の関係者にガイドをしてもらえたので、たくさん試食ができました。中でもチーズがとてもおいしくて、お土産に買って帰りたかったのですが、日本に持ち帰るのは難しいらしく残念でした。
 家に帰ってから、ホストシスターと一緒にANZAC Biscuitsを作りました。第二次世界大戦の時に兵隊たちが食べていたというビスケットです。作り方は簡単で、短時間で作れるので、また日本でも作ろうと思いました。

 
7月29日(金) 

 この日は、2つの授業に参加しました。
 10・11年生(高校1・2年生)の日本語の授業では、簡単な日本語で自己紹介をした後、生徒からの質問に答えました。「一番好きな日本の食べ物は何ですか?」など、想像していたよりも日本語が上手で驚きました。
 10年生の理科の授業では、地球温暖化防止のためのグリーンハウスの実験に一緒に参加しました。
 ブラックウッド高校の授業は日本と全く違っていて、かなり衝撃を受けました。生徒は一人一台パソコンを持っていて、それを使って授業を受けます。授業中もにぎやかで、床に座り込んでいる子や寝転がっている子がいたり、携帯を触っている子がいたり、日本では考えられないくらい自由でした。彼らが日本の授業風景を見たら、すごくびっくりするだろうなと思いました。

 
7月30日(土) 

 こちらに来て、はじめての週末です!
 午前中は、ホストファミリーにGlenelg Beachに連れて行ってもらいました。Glenelgという地名は、上から読んでも下から読んでも同じだとホストマザーが教えてくれました。海は広く、とてもきれいでした。
 午後は、家族全員でCleland Wildlife Parkという、オーストラリアの動物と触れ合える動物園へ行きました。初めて本物のコアラに触れました。ふわふわで、かわいかったです。他にも、カンガルーやワラビーなど、たくさんの動物に触れ合え、餌をやることができました。エミューに追いかけられたのはすごく怖かったけど、良い思い出です(笑)。
 この日は弟の誕生日ということで、夕食後におばあちゃん手作りのバースデーケーキを食べました。まるでプロの方が作ったようにおいしかったです。誕生日プレゼントに、と渡したキャラクター靴下も喜んでもらえたみたいでよかったです!

 
7月31日(日) 

 今日も一日ホストファミリーと過ごします! 午前中は、Belair National Parkという野生動物公園に行きました。野生のコアラやカンガルー、エミューのほか、Cockatoo、Parrotなどさまざまな鳥を見ることができ、パパがいろいろと説明してくれました。日本の動物園とは全然違っていて、敷地もとっても広いので迷子になりそうでした。冬なのに木に葉が茂っていて、冬じゃないみたいでした。
 午後は市内に行き、アデレード大学や教会、フットボールスタジアムなどを見学しました。教会では屋根が修理中でしたが、聖歌隊の方が歌を練習されていました。透きとおった声で、パイプオルガンが響いて、とても美しかったです。

 
8月1日(月) 

 週が明けて、今日からまた学校登校です。
 1時間目は、ホストシスターのRubyと一緒に美術(デザイン)の授業を受けました。
 2時間目は、姫路市派遣生5人で、9年生のバドミントンの授業に参加しました。みんな上手で、オーストラリアは、スポーツ好きで運動神経がいい人ばかりなのかなと思いました。
 3時間目の理科の授業では、人類の進化について勉強しました。
 教科ごとに教室を移動するので、毎時間、廊下は生徒であふれていました。 午後は、学校のすぐ隣にあるボタニカルガーデン(植物園)に行きました。少し天気が悪かったですが、敷地は広大で空気も澄んでいて、さまざまな植物を見ることができました。

 
8月2日(火) 

 今日は朝からAussie Cooking!(オーストラリア料理) …のはずが、担当の先生が時間になっても現れず、急きょ別の先生になりレシピも変更。オーストラリアならではだな~と皆で笑い合いました。ソーセージ用の肉をパイ生地で巻いた「ソーセージロール」というオーストラリアらしいスナック(写真)と、ロッキーロードというお菓子を作り、どちらも上手にできました。
 日本語のクラスでは、姫路についてプレゼンをしました。そのほか、書道や浴衣の着付け、折紙を一緒にしました。私は浴衣の着付けをしましたが、みんな綺麗だと言ってくれとてもうれしかったです。
 午後は高校の隣りにある小学校に行き、日本文化紹介をしました。1・2年生と折紙をするのはなかなか難しかったですが、皆かわいかったです。

 
8月3日(木) 

 今日は、私たち5人とホストシスター、インターナショナルクラスの生徒たちが集まり、Victor Harbor(ビクターハーバー)という港町へバス旅行に行きました。途中、空に大きな虹がかかり、地面につながる虹の両端を見ることができました。
  はじめに訪れたUrimbirra Wildlife Park(ウリンビラ野生動物公園)には、とてもたくさんのカンガルーがいました。袋に赤ちゃんがいるお母さんカンガルーもいて、とても可愛かったです。コアラの背中にも触れることができました。他にも、エミュー、羊、ワニなど、どの動物も自由にのびのびと過ごしている姿が印象的でした。
 その後、Granite Islandという島まで橋を渡って歩いて行きました。そこには広い空、きれいな水平線、輝く海、という言葉に表せないほど美しい景色が広がっていました。天候にも恵まれてよかったです。
  夜は、ホストファミリーに焼きそばを作りました。おいしいと言って喜んでもらえて、とても嬉しかったです。

 
8月4日(金) 

 今日は、最後の学校登校日です。
はじめに、ドラマ(演劇)のクラスに参加しました。まず、顔の表情など表現方法の練習をして、次に皿回しやジャグリングなどの大道芸の練習をしました。その後、オーストラリアの絵本「Koala Lou」の話をベースに、大道芸を盛り込んだ劇をグループで作って発表しました。ブラックウッド高校の生徒は喋るのも演じるのもとても上手でした。日本にはこんな授業はないので緊張しましたが、とてもいい経験になりました。
 次に、美術でドットペインティング(点描画)を体験しました。先住民アボリジニのアートです。それぞれの記号や形には意味があり、文字を持たないアボリジニの人たちは、絵を見ると情景や物語までわかるそうです。ドットペインティングはなかなか難しかったです!
 午後は、8年生の日本語のクラスで、姫路についてのプレゼンと日本文化紹介をしました。みんな興味を持ってくれたので、やりがいがありました。意外にも、上靴に興味を示していたのが驚きでした。

 
8月5日(土) 

 今日は、派遣生5人と引率2人でアデレード市内観光に出かけました。
 まずは、ポパイという遊覧船に乗って、市内を流れるトレンス河のクルージングを40分間楽しみました。アデレード市の街並みの美しさを実感しました。
 その後、市立博物館へ行きました。日本の博物館よりはるかに広く、内容も充実していて、非常に深いアボリジニの歴史も知ることができました。
  続いて、州立図書館へ行きました。驚くほど綺麗で本もたくさんあり、まるで映画に出てくるような景観に感動しました。こんな図書館なら、毎日通いたいと皆言っていました。
 この日の夜は、学校でお別れパーティーがあり、ここで姫路について最後のプレゼンをしました。今までの中で一番うまくいき、席に戻るとホストマザーが感動して泣いていました。もうすぐお別れだと思うと悲しいです。

   
8月6日(日) 

 今日は、午前中にホストシスター2人のネットボールの試合を見に行きました。2人とも大活躍で、とても見ごたえのある試合でした。朝に一試合してからユニフォームを着替えていたので、なぜかと聞くと、2チームに所属しているとのことでした。そして、昼から会場を変えて、全く違う大会でプレーしていました。
 2チームに所属している理由は、単純にネットボールが好きだからだそうです。私も日本でサッカーのクラブチームに所属していますが、チームのかけ持ちは出来ないので、いいなと思いました。でも、もし出来たとしても、体力が持つかどうかなどさまざまな疑問が浮かびそうです。
 観戦中に空を飛ぶ飛行機を見て、ホストマザーが「明日、あれに乗って帰るんだよ」と言ってきたので、ますます寂しくなりました。

   
8月7日(日) 

 出発の朝、5時に起きて、最後の朝食を食べました。空港までの道のりはあっという間でした。ホストファミリーとたくさん写真を撮りました。まだスーツケースを預けに行くだけなのに、ハグをしてくれたホストマザーが愛しかったです。
  その後は、本当に最後のお別れの時間。泣き出してしまう人もいたりして、心がとても苦しかったです。ホストシスターとは姫路での受入で2か月後に会えるけど、ホストファミリーとはもう当分会えないと思うと、本当に悲しかったです。荷物検査を終えた後もずっと手を振ってくれていたのが、目に焼き付いています。
 最終日、アデレードの美しい朝日とともに旅立ちました。Good-bye、アデレード!また必ず来るよ!!
 再び経由したシンガポールでは、市内のバスツアーに参加し、有名なマーライオンや豪華なホテルなどを見ました。ビルはそれぞれ特徴があり、どれも高くて「超」都会でした。ほんの少しだけど、こうやってシンガポールにも寄れてラッキーでした。

   
8月8日(月) 

 お昼頃、とうとう姫路に帰ってきました。これからは、こんなに暑い中生きていかなくてはならないなんて…。帰国の安堵とともに、絶望!?が押し寄せてきました。見慣れた景色のはずなのに、どこか違和感を感じました。非現実のような世界から帰ってきたことが、まだ実感できなかったのです。
 でも、この暑さだけは本物だ…。 財団の方々と家族のお迎えがあり、事務連絡を終えた後、家に帰ってからは荷物もほっぽり出してすぐに眠りにつきました。その時にお土産のクッキーのチョコレートが溶けてしまったのは、また別のお話。